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海外スキー・スノーボードの代名詞とも言えるウィスラー。
ウィスラー・ブラッコム二つの山のエリアを合わせると北米で最大規模のゲレンデになり、
毎年日本からも大勢の人達がウィンタースポーツを楽しむために訪れている。
滑走標高差は1600mを上回り、圧雪バーンからコブ斜面、一切圧雪の入らない斜面、
ツリーの中や崖が剥き出しのエリアに至るまで山を丸ごと滑ることができると言っても
過言では無い! (実際には一部の滑走禁止区域はある)

そんなウィスラーのもう一つの顔を知っているだろうか?
ゲレンデエリア外、バックカントリーの滑走だ。
ウィスラーにも日本同様、ゲレンデとゲレンデ外の境界線にはロープが張られている。
しかし、そのロープを超えるのは本人の意思と責任に一存されており、
ゲレンデ内に設定された滑走禁止区域や日本の境界線のロープとは違う。
ゲレンデ外への境界線を越えたからといってパトロールに注意されることは無いのだ。

その境界線に立てられているのは
「この先はゲレンデのエリア外になり、スキー場のコントロール下に置かれていない、
パトロールもいないので自己の責任において境界線を越えるように!」という看板。

ひとたび境界線を越えれば、どこを登っても、どこを滑ってもOK。
そこに広がるのは一面の銀世界。
場所によっては、まだ誰も滑っていない極上のフカフカパウダーが
降雪から一週間以上経った頃に残っていることさえある。
そこにはパウダー争奪戦を繰り広げるあわただしさは無い。
誰かが先に斜面にドロップインしても大して気にならない。
雪はそこらじゅうにあるのだから。
時にはパウダー 以外の雪質に苦労しながら滑走するのも、
また1つの思い出になってしまう。

自分の足で登った分だけ滑る・・・、
ヘリコプターで山の上に「ポンッ!」と降ろされて滑走するへリスキーでは
味わうことのできない感動が、きっとそこにある。
ゆっくりと周囲の景色を堪能し、気の合う仲間たちとひとしきり談笑した後に
雪を感じながらの滑走を味わう贅沢。
この冬は自然の山の中に飛び込んで、
ゆっくりと流れる時間を全身で感じてみてはどうだろう?

ゲレンデ外滑走にはリスクも伴う。
ゲレンデ内のように危険の潜む場所を知らせてくれる目印などはもちろん無い。
もちろんコースを示す標識などあるわけも無いから、
ひとたび視界が悪くなれば、ゲレンデや街に戻れず遭難ということもあるかもしれない。
雪崩コントロールが行なわれていないため雪崩の危険性も潜んでいる。
自然の中に潜む危険を察知しそれを回避する能力、
自分がどこにいて、どこに向かっているのか理解できる技術。
雪崩をはじめとする事故にに遭遇する危険性を減らすために
どのような行動をとればいいのか、事故 にあった時に 自分達でどのように
救助活動を行なうか、 そのための道具を持ち、使いこなせることも必要。
それこそが自己責任において境界線を越えるということだろう。
その技術を身に付けるには時間がかかるけれど、
その時間をかけずにエリア外滑走を楽しむ方法がウィスラーにはある。
ガイド付きのバックカントリーツアーに参加するという方法だ。
山でのノウハウを知り尽くしたカナダ山岳ガイド協会(ACMG)公認のガイドによるツアー。
雪山での知識はもちろんのこと、道具の使い方や登りのコツなどまでフォローしてくれる
ガイドツアーに参加して、安全にウィスラーのバックカントリーを楽しむことができる。

熱狂的パウダーフリークも、今まで興味はあったけど挑戦していなかった人も、
全く興味の無かった人も、スキーヤーもスノーボーダーも、上手な人も、そうでない人も、
この冬は人の手が入っていない自然の中での滑走を体験してみて欲しい。
山で!雪で!自然と遊ぶという感覚を思い出した時、
それぞれの人がそれぞれの新しい何かを感じることになるのではなかろうか?
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