今でこそハイキング好きになった自分。
しかし日本にいた頃は子供の頃の遠足や父親に連れられて里山に登ったくらいで
はっきり言って興味のある分野では無かった。
春が過ぎ、夏が来ると山からやおきのエサ、粉雪が消える。
もうスキーをしないやおきはお金を稼がないと食べていけない。
そう、そもそもはお仕事として始まったハイキング。
最初は目的地に着くのがハイキングだと思っていた。とにかく歩く!
しかし歩いていく道中には新人ガイドには数々の難関がっ!
なぜだかハイキングを購入するお客さん(特に女性)には植物に興味のある方が多い。
何も知らなかった自分は、お客さんに「この花は何?」と聞かれてもわからない。
「このままではいかん!」と、今でもいつもお世話になっている図鑑を購入。
これがまた最初の頃は何処にどの花が載っているのかわからないので見つからない。
ようやく見つかると「日本ではなんて言うお花なの?」
「そんなことはこの図鑑には載っていないんじゃぁ〜ぁぁっ!」
・・・もう泣きそうな日々だった。
わからなかったものを徐々に調べ、次のお客さんに案内する時にはいかにも
「俺はこの花のことよく知ってるんだもんね、日本で言う所のこの花の仲間なんだからね!
もう、ず〜っと昔からよぉ〜く知ってるんだもんねっ!」ってくらいの勢いで説明。
お客さんに感心されるとうれしくてまた調べちゃう!<強烈に単純
随分とお客さんからも教えてもらったなぁ・・・。
ある程度わかってくるとハイキング途中で知らない花を見つけると
気になって仕方なかったりして。<これも単純
お客さんの質問に遭ってゆっくり、ゆっくり成長を続けている最中・・・。
花に限らず、周りを取り巻く環境に感覚を研ぎ澄ませながらゆっくりと歩いていくのはいい。
スキーで滑り、マウンテンバイクで走り抜けてしまっては気付かないものがある。
歩くペースだからこそ見えてくるもの・聞こえてくるもの・感じることができるものが沢山ある。
「ゆとり」の時間を持つことが出来る。好きだなぁ、こういうの。
しかしやっぱり目的地を目指して、ガシガシ行くのもいい。
バックカントリースキーをやる上でやっぱり体力は無いよりあった方がいいに決まってる。
のんびり、ゆとりのハイキングばかりをしていたのでは、身体は鍛えられていかない。
そう、トレーニングとして位置付けるハイキングというのも自分の中にはある。
(そんなガシガシハイキングの記録がこちら)
自分の体力をうまく配分しないと、飛ばしすぎて動けなくなってしまっては元も子も無い。
自分の体力を知る、その向上を図る、そんなハイキングもあり。
あの頂上に立ちたい!その想いが自分を駆り立てることがあったりもする。
あの斜面を滑りたい!その想いが自分を駆り立てることが大いにある。
あらら?結局ハイキングも粉雪に繋がっちゃうわけだ。
たとえ始まりは仕事がきっかけであったとしても、
今では趣味と言えるまでのものに自分の中で大きくなっている。
「ゆとり」も「ガシガシ」も今では自分の大好きな夏の遊びであり、冬に向けてのトレーニング。
そしてハイキングシーズンが終わるとまた粉雪の冬がやってくる・・・。