[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

About Snow
「ウィスラーの雪について」

 

ウィスラーはバックカントリースキーを行なう上で恵まれた場所にあると思う。
もしかしたら良い環境の場所を選んで作られたのかもしれない・・・。

 

ウィスラーの雪は少し湿っているとよく言われる。
これはウィスラーが暖流の流れる海から近い場所にあることが原因の一つである。
実はこの湿り気がいい具合に働いている。
雪の持つ湿り気が急斜面にもペタペタと雪を貼りつけてくれるし、
水分の少ない雪よりも結晶同士の結合力も強くなる傾向に向かいやすい。

 

 
そして積雪量と気温。ウィスラーの年間平均降雪量は9mを超える。
気温は内陸部と比べるとそんなに低くならない。厚い積雪と冷え込みすぎない気温は、
面発生表層雪崩を引き起こす原因となる弱層を形成する雪のひとつ、
雪の結晶のザラメ化が進みにくい。もちろん弱層にはほかにも種類があるので、
これだけで雪崩の心配が無い!というわけにはいかないのだけれど・・・。

 

  

カナディアンロッキー方面では水分の飛んだサラサラの雪が降る。
そのあまりの軽さに急斜面には雪がつかず、
積もった雪も風が吹くと飛ばされてしまう。そして気温は低い。
雪の層は薄く、更に気温も低いため弱層が形成されやすいので、雪の結合力は弱い。
すると雪が雪崩れて落ちてしまう。それでまた雪の層は薄くなってしまう悪循環。
そんなわけで、いつまでたっても強い層が形成されにくいのかも?
ロッキーの方面では急斜面を滑るよりも長い距離を何日もかけて移動していく
「ツアースキー」が特に盛ん。その理由の一つはここで述べたことかもしれない。

 

もしウィスラーがもう少し南(バンクーバー寄り)にあったとしたら、
もっと海が近づいて暖かくなり、雪の含む湿気が増えて滑っても楽しくないかもしれない。
もっと北に位置していたなら今度は積雪が多すぎるかも知れない。
実際、北に位置するダフィーレイクというエリアでは
雪崩で道路がふさがったという話も毎冬のように聞くし・・・。
ウィスラー周辺の雪が持つ少々の湿気は、
斜度のある斜面を滑ることで勢いがつくから気にならない。
落差と浮遊感覚を両方味わえるからお得なんじゃないかな?

 

こんな風に考える自分は、ウィスラーのバックカントリーと粉雪を好んでいる。

TOPへ

Homeへ戻る△